緑白ビートダウン作成記録①～緑白という色を選択した理由～
2009年11月26日 MTG・レガシー コメント (14)俺が最近使ってる、「緑白ビートダウンはいかにして作られたか？」をごく一部の方が知りたいそうなので、つらつら書いて見ようと思う。その当時に何を思ったか？とか備忘録的なことも書いてるんで、読まれる方は適度に読み飛ばし推奨。
まずは、緑白っていうカラーを選択した理由から振り返ってみよう。2009年の初めの大会はALMCだったんだけど、その時はこんなデッキを使ってたんだわ。
純正赤緑ビートダウン（ALMC３１位）
土地 ２１
4《不毛の大地/Wasteland》
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
2《Taiga》
5《山/Mountain》
6《森/Forest》
クリーチャー ２３
3《密林の猿人/Kird Ape》
3《極楽鳥/Birds of Paradise》
3《ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan》
3《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker》
3《ソーンウィールドの射手/Thornweald Archer》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《ボガートの突撃隊/Boggart Ram-Gang》
呪文 １６
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《怨恨/Rancor》
3《マグマの噴流/Magma Jet》
3《血染めの月/Blood Moon》
2《無のロッド/Null Rod》
サイド １５
3《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
3《クローサの掌握/Krosan Grip》
3《真髄の針/Pithing Needle》
4《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》
2《Pyrokinesis》
純正の赤緑ビートダウンに、メタカードをメインから突っ込んだテロ使用。確か過去のAMCで毎回？ステロイドのデッキを使っていた方がいて、その方のデッキを調整してたらこんなんになってしまったｗｗｗでも思ったよりも戦えて、夢屋の超狂戦士杯で優勝&自分の中で大会初優勝したりした思い出のデッキ。LMCでは《炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shaman(GPT)》とか《猪牙のしもべ/Boartusk Liege(SHM)》も使ってて、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top(CHK)》によく刺さってたっけ。今でも《炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shaman(GPT)》は強いような気がするんだけどなー。
でもまぁ、使ってるうちに色々と物足りない部分が出てきたわけで。具体的には、
１．コンボにどうしようもない
２．《墓忍び/Tombstalker(FUT)》、《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》が除去できない
３．《破滅的な行為/Pernicious Deed(APC)》を初めとした全体除去に弱すぎる
４．ALMC時のレシピでは、使ってるクリーチャーがディフェンシブすぎて、まともにアタックに行けるのが《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker(GPT)》と《トロールの苦行者/Troll Ascetic(10E)》くらい（2009年4月頃は採用してた。《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》は除去されまくり）
５．「４」と関連して、純粋なビートダウンに勝てない
こんなところ。「１」は構築段階からあきらめていたから仕方ないけど、他の不満点は色を変えることで解決できるんじゃ・・・？とずっと思ってた。
そいで2009年4月、アラーラ再誕の情報が出始め、ビジュアルスポイラーで《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage(ARB)》の存在を知る。「緑マナが必要だっつっても、《浄化の印章/Seal of Cleansing(NEM)》に2/2と賛美がつくってありえねー強さだなオイ」と思ったのを今でも覚えている。それで、現状の赤緑に白をタッチして（＝今でいうナヤカラーにして）《剣を鍬に/Swords to Plowshares(4ED)》入れればいいんじゃね？と思ったんだけど、３色にするとどうしてもデュアルランドに依存しがちになって《不毛の大地/Wasteland(TMP)》に弱くなるから、それがすっごい嫌だったんで結局やらなかった。これは、俺にレガシー環境を教えてくれた人たちの影響がすごく大きい。
じゃあ、純正緑白はどうか？と検討したところ、
○《剣を鍬に/Swords to Plowshares(4ED)》、《流刑への道/Path to Exile(CON)》があるので除去は問題ない
○友好色なので、《吹きさらしの荒野/Windswept Heath(ONS)》をちゃんと入れて、色マナの濃さに気をつければデュアルランドに依存しきったデッキにはならない＝《血染めの月/Blood Moon(CHR)》、《不毛の大地/Wasteland(TMP)》への耐性ができる
○《オアリムの詠唱/Orim’s Chant(PLS)》などがサイドに積める為、コンボも一応対処可能
○《クローサの掌握/Krosan Grip(TSP)》も当然積めるので、対青でもいけそう
ということに気付いたので、こりゃいけそうだと思い、次のデッキの色を緑白にすることに決めた。
で、さっそく緑白ビートダウンの作成に取り掛かった。初期の頃は、緑白の混成クリーチャーを中心にして、《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege(SHM)》を出して殴るっていうちょい重めのビートダウンを構想してた。アーティファクト・エンチャント対策としてメインから《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder(EVE)》を２枚程刺したりしたら面白そうとか考えながら（これは実際に知人に使われた影響。《相殺/Counterbalance(CSP)》に引っかからないからっていう理由で使ってたのが印象的だったなぁ）。《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege(SHM)》はハンデスに耐性があるし、４マナなんで《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》にも引っかかりにくいしで相当強いんじゃないか？と思ってた。んで、確か採用してたクリーチャーは
4《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker(GPT)》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
4《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage(ARB)》
4《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》
4《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege(SHM)》
2《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder(EVE)》
で２２体だったはず。
で、ざっくりと組んで回して見たんだけど・・・やっぱり《破滅的な行為/Pernicious Deed(APC)》を初めとする全体除去が厳しかった。展開しきっていた場合、そこからのリカバリーは間に合わないし。弱くはないんだけど、なーんか違うなぁと。
で、次に考えたのが《ハルマゲドン/Armageddon(4ED)》入りの緑白。でもビートダウンにしたかったので、調整が難しくてすぐ投げちゃったんだよなｗどうしてもコントロールっぽくなっちゃってね、俺がやると。
んじゃどうすっか・・・と悩んでて、「そういや、俺プレインズウォーカーって全然使ってないよなぁ・・・」と気付く。《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(ALA)》と《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker(LRW)》は２枚ずつ手に入れたはいいけど全く使ってなかった。「んじゃ、こいつら積んで戦えるデッキにしよう。都合よく《破滅的な行為/Pernicious Deed(APC)》で流れないし、《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》でも割られにくいし、息切れ防止にもなるしな」とか思いながら。
こうして見ると、俺はホント「使いたいカードをテキトーにデッキに放り込んで調整する」ってスタイルが染み付いてるねーｗｗｗカジュアル気質なんでしょう。
次回は、現在の形に至るまでの調整の履歴を晒して見ようと思います。
まずは、緑白っていうカラーを選択した理由から振り返ってみよう。2009年の初めの大会はALMCだったんだけど、その時はこんなデッキを使ってたんだわ。
純正赤緑ビートダウン（ALMC３１位）
土地 ２１
4《不毛の大地/Wasteland》
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
2《Taiga》
5《山/Mountain》
6《森/Forest》
クリーチャー ２３
3《密林の猿人/Kird Ape》
3《極楽鳥/Birds of Paradise》
3《ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan》
3《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker》
3《ソーンウィールドの射手/Thornweald Archer》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《ボガートの突撃隊/Boggart Ram-Gang》
呪文 １６
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《怨恨/Rancor》
3《マグマの噴流/Magma Jet》
3《血染めの月/Blood Moon》
2《無のロッド/Null Rod》
サイド １５
3《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
3《クローサの掌握/Krosan Grip》
3《真髄の針/Pithing Needle》
4《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》
2《Pyrokinesis》
純正の赤緑ビートダウンに、メタカードをメインから突っ込んだテロ使用。確か過去のAMCで毎回？ステロイドのデッキを使っていた方がいて、その方のデッキを調整してたらこんなんになってしまったｗｗｗでも思ったよりも戦えて、夢屋の超狂戦士杯で優勝&自分の中で大会初優勝したりした思い出のデッキ。LMCでは《炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shaman(GPT)》とか《猪牙のしもべ/Boartusk Liege(SHM)》も使ってて、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top(CHK)》によく刺さってたっけ。今でも《炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shaman(GPT)》は強いような気がするんだけどなー。
でもまぁ、使ってるうちに色々と物足りない部分が出てきたわけで。具体的には、
１．コンボにどうしようもない
２．《墓忍び/Tombstalker(FUT)》、《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》が除去できない
３．《破滅的な行為/Pernicious Deed(APC)》を初めとした全体除去に弱すぎる
４．ALMC時のレシピでは、使ってるクリーチャーがディフェンシブすぎて、まともにアタックに行けるのが《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker(GPT)》と《トロールの苦行者/Troll Ascetic(10E)》くらい（2009年4月頃は採用してた。《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》は除去されまくり）
５．「４」と関連して、純粋なビートダウンに勝てない
こんなところ。「１」は構築段階からあきらめていたから仕方ないけど、他の不満点は色を変えることで解決できるんじゃ・・・？とずっと思ってた。
そいで2009年4月、アラーラ再誕の情報が出始め、ビジュアルスポイラーで《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage(ARB)》の存在を知る。「緑マナが必要だっつっても、《浄化の印章/Seal of Cleansing(NEM)》に2/2と賛美がつくってありえねー強さだなオイ」と思ったのを今でも覚えている。それで、現状の赤緑に白をタッチして（＝今でいうナヤカラーにして）《剣を鍬に/Swords to Plowshares(4ED)》入れればいいんじゃね？と思ったんだけど、３色にするとどうしてもデュアルランドに依存しがちになって《不毛の大地/Wasteland(TMP)》に弱くなるから、それがすっごい嫌だったんで結局やらなかった。これは、俺にレガシー環境を教えてくれた人たちの影響がすごく大きい。
じゃあ、純正緑白はどうか？と検討したところ、
○《剣を鍬に/Swords to Plowshares(4ED)》、《流刑への道/Path to Exile(CON)》があるので除去は問題ない
○友好色なので、《吹きさらしの荒野/Windswept Heath(ONS)》をちゃんと入れて、色マナの濃さに気をつければデュアルランドに依存しきったデッキにはならない＝《血染めの月/Blood Moon(CHR)》、《不毛の大地/Wasteland(TMP)》への耐性ができる
○《オアリムの詠唱/Orim’s Chant(PLS)》などがサイドに積める為、コンボも一応対処可能
○《クローサの掌握/Krosan Grip(TSP)》も当然積めるので、対青でもいけそう
ということに気付いたので、こりゃいけそうだと思い、次のデッキの色を緑白にすることに決めた。
で、さっそく緑白ビートダウンの作成に取り掛かった。初期の頃は、緑白の混成クリーチャーを中心にして、《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege(SHM)》を出して殴るっていうちょい重めのビートダウンを構想してた。アーティファクト・エンチャント対策としてメインから《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder(EVE)》を２枚程刺したりしたら面白そうとか考えながら（これは実際に知人に使われた影響。《相殺/Counterbalance(CSP)》に引っかからないからっていう理由で使ってたのが印象的だったなぁ）。《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege(SHM)》はハンデスに耐性があるし、４マナなんで《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》にも引っかかりにくいしで相当強いんじゃないか？と思ってた。んで、確か採用してたクリーチャーは
4《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker(GPT)》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
4《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage(ARB)》
4《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》
4《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege(SHM)》
2《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder(EVE)》
で２２体だったはず。
で、ざっくりと組んで回して見たんだけど・・・やっぱり《破滅的な行為/Pernicious Deed(APC)》を初めとする全体除去が厳しかった。展開しきっていた場合、そこからのリカバリーは間に合わないし。弱くはないんだけど、なーんか違うなぁと。
で、次に考えたのが《ハルマゲドン/Armageddon(4ED)》入りの緑白。でもビートダウンにしたかったので、調整が難しくてすぐ投げちゃったんだよなｗどうしてもコントロールっぽくなっちゃってね、俺がやると。
んじゃどうすっか・・・と悩んでて、「そういや、俺プレインズウォーカーって全然使ってないよなぁ・・・」と気付く。《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(ALA)》と《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker(LRW)》は２枚ずつ手に入れたはいいけど全く使ってなかった。「んじゃ、こいつら積んで戦えるデッキにしよう。都合よく《破滅的な行為/Pernicious Deed(APC)》で流れないし、《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》でも割られにくいし、息切れ防止にもなるしな」とか思いながら。
こうして見ると、俺はホント「使いたいカードをテキトーにデッキに放り込んで調整する」ってスタイルが染み付いてるねーｗｗｗカジュアル気質なんでしょう。
次回は、現在の形に至るまでの調整の履歴を晒して見ようと思います。
コメント
セルキーとルーン母のチョイスが気になりますね。
いやいや、結構知りたい人いると思いますよｗ
Pridemage発表後に作成開始、息切れ防止にPWなのは予想できたのですが、
このデッキがステロタッチ白から派生したとは完全に予想外でした。
しかも、Pridemageで大流行する前にステロタッチ白を使用されて、Zooが流行りだした頃には既に緑白という先駆者っぷりが凄く、その構築力が羨ましいです。
SHMの白緑の混成クリーチャーの検討も最初期にされているようですし…。
俺も炎樹族のシャーマンは強いと思います。
（CTGだけで無く、地味に白ウニにささるので正直やめて頂きたいですがｗ）
続きも楽しみにさせて頂きます。
・正しくは、↓です。
しかも、「Zooが」Pridemageで大流行する前にステロタッチ白を使用されて～
＞ねこたまさん
ああ、その２枚を採用した理由もめっちゃ単純ですわｗｗｗあまり期待しないように・・・(￣Д￣；；
＞おーよしさん
ああ、文章がヘボくて勘違いさせてしまってるっぽいですが、一番上のデッキは純正赤緑です。加筆修正時に書き加えましたが、ナヤカラーも検討したんですけどデュアルランド依存が嫌でやらなかったんですよね。試しで１回くらい大会出て見ればよかったなぁと今では思っていますが。
逆にこんなに書いてもらっていいのかなと思うほどですｗ
こちらこそ良く読んでいなく、失礼しました。
あらためて赤緑のデッキを拝見すると確かにガンメタカードが搭載されていて、
想定内のデッキにはとても強そうだなーと思います。
そしてガンメタカード以外にもー
・現在のRancorは赤緑のときの名残なのかなーと思いました。
・白緑にはちょっと合わないかもですが、Boggart Ram-Gangも良いクリーチャーですね。
質問です！
めーじんさんは、いつになったら馬にライドするんでしょうか？
そして、毎回おれはド三色のTheRock。《血染めの月/Blood Moon(8ED)》だけで死ぬお(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ
当時使ってたときは「メタはデュアルランドとアーティファクト（ｷﾘｯ」とか割と大真面目に言ってましたねｗｗｗなまじ勝ててたもんだから調子こいてましたｗｗｗ
>>《怨恨/Rancor(ULG)》
その通りです。《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker(GPT)》につけて殴るのがあまりに強かったので、今でも好きで使っています。実際強いですし。
>>《ボガートの突撃隊/Boggart Ram-Gang(SHM)》
色が合えば今でも使ってみたくなりますね。当時結構活躍してくれました。
>>馬術さん
実は馬術さんのデッキ見て「最高に楽しそうなんだけど・・・」と思って集めてる最中ですｗｗｗ１枚は手に入ったんで、あと１枚を知人からトレードしてもらえれば・・・ｗ
>>ふぁんふぁん
っていうか俺とお前大会で当たりすぎなｗｗｗそして《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》で悲しみ背負いすぎｗｗｗ
>>ねこたまさん
《極楽鳥/Birds of Paradise(M10)》はいざっていうときは《怨恨/Rancor(ULG)》つけて（ｒｙ
めーじんさんがいつかチームメナス(スリーブ的に)もしくはメナス(デッキ的に)にに感染(ぇ)してくれることをこっそり期待ｒｙネタは置いといて、緑白盛り上げていきましょう～緑白でも色々なデッキタイプあると楽しいですし。
ベルチャー対緑白があったかもしれないなんて＞＜
今日はお疲れ様でした。メナスは面白そうなんでいつか作って見ようと思ってますんで楽しみにしてます。
＞幹部くん
さすがにベルチャーには追いつかないｗｗｗ２～３Ｔグズってくれてワンチャンスとかだからなぁ・・・。